色といっても色恋の色では無い、花の色の話。
この写真は、マクロ撮影用に銀紙を貼った段ボールとプチプチで作った、自作のディヒューザー(光の拡散装置)で撮った百日草の花。
自分の思った以上に、フラッシュの光がよく周り、最近にないとても良い色が出たように思う。実際の百日草の色とは少し異なるが、この試作のディヒューザー写真の方が自分の感じた色に非常に近いと感じる。狙っていた百日草の色である。言ってみれば、私の色!
(現在、どんなに優秀なカメラでも、実物に近い色は出せるが、残念ながら実物の色は出せない、つまり写真の全ては偽色である、だからこそ、誰がなんと言おうとも、この百日草の花の色は私の色である)
・・・今私の感じているこの色は、果たして他人も同様に感じているのか、つまらない事が気になる。
私の感じている赤い色が、同じように赤く見えているのだろうか?もしかしたら、青い目の人は青いサングラスを通したように見えているのでは・・・・それはないか!ちなみに私は明るい茶色である。
話によると、人の色覚には男女比があり、女性は男性の4倍以上色を識別する能力があるとか・・・言葉の意味は理解できても、感覚的には全くわからない。ただ、色覚に関しては女性の方が優秀であると言うのは納得できる話かなとは思う。
 
この百日草の花は、今花としての一生を終えつつある、終焉の美の表現。それとも、華麗な花が、寒さにじっと耐えているさまを表現・・・・偉そうなことを言って、私は何の考えもなしに撮っています、ただ色が美しい。

                               2023.1.23 By シュワッチ