雪花が散る!

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雪花が散る

朝 薄く青空が見えているのに、雪がチラついている。

これが雪ではなく、雨だったらいわゆる狐の嫁入り、いわゆるお天気雨である。

・・・本日の雪はお天気雪・・・そんな日本語は無いか!

すぐに溶ける淡い雪が、ヒラヒラと風に舞いながら散らついている。

逆光に映え、とても優しく美しい!春爛漫の桜吹雪にも見える。

大昔、父親の畑仕事を手伝っている時『寒いと思ったら雪花が散っりょる。風邪ひいたらいかんきにもう帰るぞ!』それを聞いた私は、ヒラヒラと風に舞う雪を花びらに例える意味がわからず、なんでユキバナゆうんやろか?雪が降っりょるでええのに。

(・・この話は、忘れられないエピソードがあり、いつかの機会にアップします。)

雪花が散る、最近はほとんど聞かなくなったが、残したい日本語です、いや 残すべき美しい日本語です。

写真は、先の大寒波に蕾をつけているミツマタの木(お札や和紙の原料)