たかが0.5mm

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薪ストーブのある暮らしに憧れ、10年ほど前に薪ストーブを購入した。

電気・石油ストーブはスイッチを切るとすぐ寒くなるが、薪ストーブは遠赤外線の効果か、体の芯まで温かく非常に心地よい。冬場 寝室のエアコンはほとんど使用しない。

寒がりの私にとっては、なくてはならない存在となった・・・・。

薪ストーブを購入するときは、ストーブのある暮らしの憧れ、薪のことを(山が近くにあるので薪には困らない・・はずだったが)軽く考えていたが、想像以上に大変である。

一日中薪ストーブを焚くと、約40kgの薪が必要となる、結構な量である。

軒先に積んでいるマキの山が瞬く間に無くなっていく。描いていたシーンは、休日に庭でお茶を飲みながら、薪割りを楽しむ・・・しかし現実は、そんな筈じゃなかったのに!!薪作りに追われる毎日

腰を痛め、3〜4年薪を業者から購入していたが、今年は、知り合いから薪用のクヌギの木を随分(おそらく数年分)頂いた。

まずチェーンソーで玉切りだが、久しぶりのチェーンソーで丸太を切るが思うように切れない、力づくで押し切る感じ、こんな筈じゃなかったのに!

刃を研ぐぐらいと、たかをくくり見様見真似でゲージを当てヤスリの角度を保ち研ぐが、思うように切れない。確か以前は、バリバリ切れていたのに!!(ちなみに私が研いだ刃も切れなくはないが、バリバリとマルタに食い込んでいく爽快感がない)

やむなく、林業家の友人に応援を依頼。

友人の研ぐのを、横で見ながら、自分の研ぎとなんら変わらぬ動作なのに・・切れ味がまったく違う、なんなんやろか!チェーンソーを木に当てると、チェーンソーの刃が丸太に食い込んでいき、面白いように切れる、そして鋸屑の大きさがゼンゼーン違う・・・・試しに友人のやすりを借りると、どうも何か感触が違う・・・えぇぇぇ!!ヤスリの太さが違う・・・私のヤスリが0.5mm細い・・・・(細いやすりは以前父親が使っていたチェーンソーのヤスリ)

勿論、ヤスリの力の入れ方にも問題があったが、大きな原因はヤスリの0.5mmの違い。また、燃料の混合油は草刈り機の混合油(25:1)を使用していたが、(50:1)にすべきとアドバイスがあり、餅は餅屋と改めて感心、何事も奥が深いですね!。